吉祥宝来を作るワークショップ
人々の平安と幸福を願う正月飾りとして高野山で飾られる吉祥宝来。
お茶を飲みながら、お話ししながら、来年が良い一年になることを願って、一緒に吉祥宝来を作ってみませんか?
行事概要
- 日時
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- 12月8日(日)/14:00–16:00
- 場所
三津寺庫裡二階 ワークショップルーム
- 費用
2,000円
(材料代、お茶・お菓子代含む)
- 予約
三津寺までお電話かメールにてお申し込みいただくか、
リンク先のストアーズのサイトからお申し込みください。
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【三津寺】
: 06−6211−1982
info@mitsutera.jp
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三津寺ストアーズサイト
: https://mitsutera.stores.jp/
- その他
※持ち物は特に必要ありません。
※お一人ずつ吉祥宝来を作っていただき、お持ち帰りいただきます。
※お子様連れでお越しいただいても問題 ございません。(お子様の参加も可能です)
あっという間に2024年も終わりを迎えようとしております。来年2025年は巳年。1年間我々を守護してくださる守り本尊さまは普賢菩薩さまです。普賢菩薩さまは6本の牙を持った象に乗っており、六波羅蜜という6種類の修行を象徴した仏さまです。簡単に解説してみると、
・布施=無理なく手放し執着しない
・自戒=ルールを守り節度を持って生きる
・忍辱=理不尽なことにも耐え怒らない
・精進=怠らず努力する
・禅定=自分の心をきっちりと見つめる
・知恵=社会の価値観にとらわれすぎない
仏さまのような穏やかな境地に至るためのこの修行は非常に難しく、一進一退の毎日です。
そこで三津寺では、闇雲に一人で頑張るのではなく、ワークショップを通じて手を動かしながら仏教の知恵を学ぶ機会を作っていくことにいたしました。
第一回目は剪紙絵作家の谷田 有似さんに講師をお願いして、来年の干支「蛇」をモチーフにした
吉祥宝来を作るワークショップを行います。
お茶を飲みながら、お話ししながら、来年が良い一年になることを願って、一緒に吉祥宝来を作ってみませんか?
吉祥宝来とは?
「剪紙(せんし)」という、中国の切り絵・切り紙があります。一般的には紅い紙でめでたいモチーフを題材に切り、春節や結婚式など、めでたい時に飾られています。
弘法大師空海さまは、中国留学の際にこの剪紙を学んで日本に持ち帰り、ワラが取れない高野山でしめ縄の代わりに飾られたと言われています。
以後、高野山ではその剪紙のことを吉祥宝来と呼び、人々の平安と幸福を願う正月飾りとして大切に飾られています。
剪紙絵作家 谷田 有似さん
谷田 有似(たにだ ゆに)さんは大学卒業後に中国に留学され、伝統的な剪紙を学ばれました。基本の剪紙作品や薄い和紙を切り出した後に着色する彩色剪紙作品などを制作され関西を中心に個展やイベント出展などで活躍しておられます。
谷田さんには三津寺改築落慶の際に非常に素敵なデザインの手ぬぐいを制作いただき、その後も新年のご祈祷札などのデザインをいただいております。