2022/12/14
三津寺改築に関するPRESS RELEASE
2020年1月より解体が始まった三津寺の大改築工事ですが
約4年の時を経て、いよいよ2023年11月26日に完成のお披露目ができそうです!
本プロジェクトがスタートする前、三津寺は昭和8年に立てられた鉄筋庫裡の老朽化と
如何にして文化5年(1808年)の江戸期に建てられた大阪市内では珍しい第二次世界大戦の戦果を免れた木造本堂を次の100年につなげるかということに頭を悩ませておりました。
特に本堂は、堂内天井に描かれた100を超える色とりどりの花卉(かき)図や、漆や金箔・色絵で彩られた柱や彫刻など、豪華絢爛な江戸美術の荘厳が残っており、その維持に大変費用がかかるのですがいつまでも檀信徒の皆様への寄進のみに頼る時代でもないと感じておりました。
そんな中、東京建物株式会社様とご縁をいただき、今回の三津寺大改築プロジェクトはスタートしました。
新しい建物は東京建物様のノウハウをお借りすることで、お寺としての役割をしっかりと残しながらも、余ったスペースをうまく活用して本堂の維持管理費用を捻出するだけでなく、施工いただく大成建設株式会社様の知恵と技術により、既存の本堂をほぼそのままの状態で次の世代に残します。
さらに、「光り輝く」という仏教とも親和性の高いコンセプトをお持ちの株式会社 カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント様の素晴らしいホテルがテナントとして加わってくださったことにより、今後の三津寺の活動としても大きな可能性が生まれてきております。
今回の改築工事を機に三津寺の境内は御堂筋側からのアプローチを設けます。偶然にも御堂筋も歩道が広がり滞在空間としての価値を高めようとしており、三津寺としましても、地域とお寺、ホテルを繋ぐ境内に足を踏み入れた方々が、少しでも仏教文化や美術・歴史を体感し、信仰心を持つことで、心豊かに生きられますよう、様々な取り組みをおこなっていきたいと考えております。
引き続き詳細についても発表してまいりたいと思いますので、どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです。
合掌
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